こんにちは、みやまです。
最近はまた定期的に杖道の稽古に行くことができて身体も心もだいぶ軽くなってきました。
やはり同じ時間、同じ場所、同じ仲間と同じ目標に向かって切磋琢磨する環境があることは幸せなことだと思います。
先日、県大会に参加させていただきまして、運良く優勝することができました。
体感としてはかなり緊張に飲まれてしまった苦しい演武になりました。
やり切れた感覚も、演武を楽しむ余裕もあまりありませんでした。
何度演武の経験をさせていただいても(まだまだまだまだ浅い経験ですから)緊張しない演武はありません。自分が緊張して震えていることは誰よりも自分がよく分かってしまいます。
自分がどんな心境であろうと、緊張していようと、技には現れないようにしていきたい!!と思うのですが、まだまだ未熟でとても難しいことのように感じます。
本当に先生方、先輩方はすごいなぁと尊敬するばかりです。背中がどんどん遠くなるようです。
今回の試合では先輩に気がうわずっているような演武に見えたとご指摘いただき、自分の状態に気が付くことができました。緊張という言葉より、「うわずっている」という表現がしっくりきました。自分の気持ちを静めていく意識より、不安と緊張に意識が向いてしまっていたと思います。
緊張している中では客観的に自分を見つめるのは難しいですが、対処方法を考えていくにあたっては自分の状態を正しく知ることが大切だと思いました。
緊張していようが不安があろうが、雑念なく、その試合に身を投じて、ただ素直に一生懸命に取り組むこと、これが緊張への一つの付き合い方では無いかと思っています。
もう試合当日は一生懸命に演武するだけ!!この演武に集中すること!!
それができるかどうかの自分の勝負と、杖道形としての太刀との勝負と、どちらにも勝てる気概を持って試合に臨みたいところです。
もちろん場数も必要で、杖道だけでなく私自身まだまだ人生経験も浅いものですから、人として生きる中で経験や体験にも学ぶ必要があると思います。
生きていく中で様々な経験を積んで、結果的に緊張の程度を緩やかにするような心構えができるといいなぁと思います。
稽古を積み重ねて、自分の人生も重ねて、緊張する場面が少なくなるなら良しと思いますし、いかに緊張とうまく付き合っていくのかということも考えていきたいと思った試合でした。
気がうわずるという感覚を覚えたので、次回以降は早めに落ち着かせることができ…ないかもしれませんが、それも修行の内と思います。
反省点も多々ありますので、引き続き稽古に精進します。